今週のAI関連ニュース 2026年2月 第4週

今週のAI関連ニュース 2026年2月 第4週

国内のニュース

Yahoo!ショッピング、対話で商品選びを支援する「AIエージェント」導入

LINEヤフーは「Yahoo!ショッピング」で、生成AIが会話しながら商品提案・比較を手伝う新機能を提供開始しました。選択肢が多くて迷う場面を想定し、ユーザーの意図を汲み取って提案する設計です。生成AIにはOpenAIのAPIを利用するとしています。

Impress Watch

解説

ネット通販は「選ぶ作業」が大変になりがちです。
AIエージェントは、検索キーワード入力よりも自然な会話で候補を絞り込めるのが利点
買い物の手間を減らす“相談相手”として広がりそうです。

住信SBIネット銀、チャットで手続きできる「NEOBANK ai」ベータ開始

住信SBIネット銀行は、生成AIとの対話から目的に合う画面を自動生成する「NEOBANK ai」エージェントのベータテストを開始しました。
振込や残高確認などを、メニューを辿らず「◯◯したい」で進められる仕組みです。
「生成UI(画面をAIが作る)」の採用を特徴に挙げています。

Impress Watch

解説

銀行アプリは機能が増えるほど、目的の操作にたどり着きにくくなります。
生成UIは、必要な手続き画面をAIがその場で提示する考え方
操作の迷子を減らし、スマホの銀行利用をより簡単にする狙いです。

日立×百五銀行、生成AIとAIエージェントで“人手依存”の解消へ

日立製作所と百五銀行は、生成AIとAIエージェントを活用して、銀行業務の人手依存を減らす取り組みを2026年度から順次開始すると発表しました。
業務の効率化・標準化を進める文脈で、AIを現場プロセスに組み込む点が焦点です。

日立製作所 ニュースリリース

解説

「AIを使ってみた」段階から一歩進み、実務フローにAIを入れて成果を狙う動きです。
ポイントは、単なるチャットではなく「作業の手順」まで担うエージェント化
人手不足が強い業界ほど加速しやすい流れです。

SMBC、24時間対応の「SMBC AIオペレーター」開始(Olive問い合わせ)

三井住友銀行は、個人向け総合金融サービス「Olive」の問い合わせ対応に生成AIを使う「SMBC AIオペレーター」を2月25日から開始するとしています。
従来の自動応答より自然な対話を目指し、土日祝日を含む24時間体制で受け付けると説明しました。日本総研・日本IBMとの共同開発です。

ビジネス+IT

解説

問い合わせ窓口は「待ち時間」や「たらい回し」が不満になりやすい領域です。
生成AIで会話型にすることで、よくある質問を素早く解決しやすくなります。
まずは本人確認が不要な範囲から始めるのが現実的な進め方です。

自治体向け「自治体AI zevo」、Gemini 3.1の画像生成モデルを追加

シフトプラスは、LGWAN環境(自治体の専用ネットワーク)で生成AIを使える「自治体AI zevo」に、画像生成モデル「Gemini 3.1 Flash Image Preview(通称:Nano Banana2)」が利用可能になったと発表しました。自治体業務でも文章だけでなく「画像」の生成・活用が進む布石となります。

PR TIMES

解説

自治体は情報発信(チラシ・説明画像など)の需要が大きい一方、セキュリティ要件も厳しめです。
閉域網対応の仕組みに画像生成が入ると、広報物づくりの省力化が期待できます。
運用ルール(著作権・誤情報)整備も重要です。

海外のニュース

Google、画像生成AI「Nano Banana 2」を提供拡大(Gemini連携を強化)

Googleは画像生成モデル「Nano Banana 2」を展開し、Geminiアプリや検索のAI機能などへの統合を進めています。高速・低コスト系のモデルを土台に、生成品質や指示への追従を改善したと報じられました。無料ユーザーにも広く提供される流れが注目点です。

Reuters

解説

画像生成は「試す」から「日常で使う」段階に入り、速度とコストが勝負になっています。
Googleは検索・スマホ体験に深く組み込み、利用頻度を上げる戦略
生成AIが「単体アプリ」から「OS的な基盤」へ近づく動きです。

Perplexity、「Perplexity Computer」発表—会話から複数工程を実行

Perplexityは「Perplexity Computer」を発表し、会話から調査・作業・成果物作成まで一連の流れをまとめて進める構想を打ち出しました。単発の回答ではなく、複数ステップの「仕事」をまとめて扱う点が特徴です。

Perplexity Changelog

解説

近頃のキーワードは「AIエージェント」です。
人が細かく指示しなくても、AIが手順を組み立てて進める考え方。
検索AIのPerplexityが「作業OS」寄りに踏み込むことで、チャットの役割が「相談」から「実行」へ広がっています。

Anthropic、企業向けエージェントを強化—部門別プラグインを展開

Anthropicは、企業でAIエージェントを使いやすくする取り組みとして、金融・エンジニアリング・デザインなどを想定したプラグイン(拡張機能)を拡充する動きを発表したと報じられました。職種ごとの業務に「つながる入口」を用意するのが狙いです。

TechCrunch

解説

企業導入で壁になりやすいのは「AIが社内データや業務ツールに触れられない」点です。
プラグインは、その接続部分を整える役割、安全管理(権限・ログ)とセットで提供できると、現場で使えるAIの範囲が一気に広がります。

OpenAI、ロンドンに米国外最大級の研究拠点を拡大

OpenAIがロンドンで研究拠点を拡大し、米国外で最大の研究ハブになると報じられました。
最先端モデルの開発や実環境テスト、安全性に関わる研究にも関与する見通しとされています。
欧州での人材獲得と研究基盤の強化が読み取れます。

ITPro

解説

AI開発は「人材の取り合い」が激しく、研究拠点の場所そのものが戦略になります。
ロンドンは大学・研究機関が集まり、国際採用もしやすい都市。開発だけでなく安全性研究も含め、グローバル分散で体制を厚くする流れです。

NVIDIA、推論(使う側の計算)を加速する新AIチップ計画が報道

NVIDIAが、AIの「推論(学習済みモデルを使って答えを出す計算)」を高速化する新チップを計画していると報じられました。生成AIが普及するほど、学習だけでなく「日常の利用」を支える推論性能が重要になります。開発者会議GTCでの披露が見込まれるとの内容です。

Reuters

解説

AIは「作る(学習)」より「使う(推論)」コストが膨らみやすく、ここを安く速くできるかが競争力になります。推論向けチップが進むと、チャットや画像生成の待ち時間が短くなり、サービス提供コストも下がる可能性があります。

ライター紹介 Writer introduction

たまま

たまま AIクリエイティブアドバイザー

生成AI日常生活や創造的な活動をより楽しく、便利にする方法を発信するAI愛好家。 複雑な技術をシンプルに解説し、誰でも簡単にAIツールを活用できるようなアプローチで、読者の「こんなことができたらいいな」を形にするお手伝いをしています。 「AIは専門家だけのものじゃない、誰でも楽しめるツール」という信念のもと、テキスト生成から画像作成、音声合成まで、さまざまな生成AIの活用方法を紹介。のヒントや、仕事や趣味でAIを使うための簡単なコツをわかりやすくシェアしています。 意識しているのは、「真面目に考えずに、まずは試してみること」 読者と一緒にAIを探求し、日常を少しでも豊かにするアイデアを提供していくことで、AI技術に常にを持ってもらうことを目指しています。 生成AIを使って新しいことに挑戦したい方や、クリエイティブなヒントを探している方に向けた温かみのある情報発信を続けています。

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